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2025/07/12

海外で働く(フランス奮戦記)3日目

みなさま、こんにちは、押尾です。

 

そういえば、グルノーブルの夏も暑かった。。

フランス人が、オフィスのクーラーをつけっぱなしにして帰るもんで、

それを注意したら「ムッシュおしおは何もわかってない、つけっぱなしの方が電気代がかからない」

と経理のおっちゃんに責められたもんです。。ほんまかいな。

 

<写真>グルノーブルの街

 

さて、フランス企業の日本企業というのは、法的にはフランス法人だが、扱いは外国籍企業だよ=という意味です。

例えば銀行。銀行は、いくら窓口がフランス人でも、日本企業として考えてますって平然と答えます。

1000万円融資してもらっても、500万円は凍結されて(おそらく担保として)利息は1000万円分払います。

約20億の売上がある企業に、1000万しか出さないって?!と驚いたものです。。

 

また、例えば周辺を統べる自治体。通常、こう言ったスポーツクラブは地方の目玉産業なのでさまざまな形での支援や、

職員がスタジアム作業を手伝ったり、観に来たりと蜜月の関係にあることが多いのだが、そう言ったことも全くなし。

状況を説明しろ説明しろとだけ言い寄ってくる。これにも本当に困った。

 

会社で働いている人は9割がフランス人。(スポーツサイドに3人、バックオフィスにも僕以外に通訳が1人いました)

働いている人も、「どうせ親会社が金出すんだろ」というような態度でとっても生ぬるい。

営業はスポンサー取ってこない、広報はスタジアム内のことだけ最低限、、

外への発信や、その団体との連携もほとんどなし。あかんあかん、悪口みたいになってきた。

とにかく、日本との違いにも驚き、こういった雰囲気を作ってしまった日本サイドにも責任がある、

そう思いながらすスタジアム近くのケバブ屋でケバブ買って、公園で食べていました。

 

<写真>グルノーブル市役所

 

これが異文化でのローカライゼーションの難しさか。。と肌で感じたひとときでした。

コントロール(中央統制)を強めようとすればするほど心は離れ、任せすぎると個別に勝手なことをやり出す。

今をもって考察すると、適切な目標とタスク、それをできなければ解雇するけど、やることやってれば良いよというような

そんな仕組みが良かったのではないかと思います。

実は、2004年買収当初は「チームが勝つ」ことがみんなの共通タスクになっていて、財務的にも負担なく

運営ができていました。どこで変わってしまったのだろう。。

 

ということで、フランス企業でも日本企業、でした!

 

次は、②フランス人は、働き方が日本人と全く違う(悪い面も良い面もある)です!

 

今日も良き日を!

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