みなさま、こんにちは、押尾です。
そういえば、グルノーブルの夏も暑かった。。
フランス人が、オフィスのクーラーをつけっぱなしにして帰るもんで、
それを注意したら「ムッシュおしおは何もわかってない、つけっぱなしの方が電気代がかからない」
と経理のおっちゃんに責められたもんです。。ほんまかいな。
<写真>グルノーブルの街
さて、フランス企業の日本企業というのは、法的にはフランス法人だが、扱いは外国籍企業だよ=という意味です。
例えば銀行。銀行は、いくら窓口がフランス人でも、日本企業として考えてますって平然と答えます。
1000万円融資してもらっても、500万円は凍結されて(おそらく担保として)利息は1000万円分払います。
約20億の売上がある企業に、1000万しか出さないって?!と驚いたものです。。
また、例えば周辺を統べる自治体。通常、こう言ったスポーツクラブは地方の目玉産業なのでさまざまな形での支援や、
職員がスタジアム作業を手伝ったり、観に来たりと蜜月の関係にあることが多いのだが、そう言ったことも全くなし。
状況を説明しろ説明しろとだけ言い寄ってくる。これにも本当に困った。
会社で働いている人は9割がフランス人。(スポーツサイドに3人、バックオフィスにも僕以外に通訳が1人いました)
働いている人も、「どうせ親会社が金出すんだろ」というような態度でとっても生ぬるい。
営業はスポンサー取ってこない、広報はスタジアム内のことだけ最低限、、
外への発信や、その団体との連携もほとんどなし。あかんあかん、悪口みたいになってきた。
とにかく、日本との違いにも驚き、こういった雰囲気を作ってしまった日本サイドにも責任がある、
そう思いながらすスタジアム近くのケバブ屋でケバブ買って、公園で食べていました。
<写真>グルノーブル市役所
これが異文化でのローカライゼーションの難しさか。。と肌で感じたひとときでした。
コントロール(中央統制)を強めようとすればするほど心は離れ、任せすぎると個別に勝手なことをやり出す。
今をもって考察すると、適切な目標とタスク、それをできなければ解雇するけど、やることやってれば良いよというような
そんな仕組みが良かったのではないかと思います。
実は、2004年買収当初は「チームが勝つ」ことがみんなの共通タスクになっていて、財務的にも負担なく
運営ができていました。どこで変わってしまったのだろう。。
ということで、フランス企業でも日本企業、でした!
次は、②フランス人は、働き方が日本人と全く違う(悪い面も良い面もある)です!
今日も良き日を!