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2025/07/08

海外で働く(フランス奮戦記)2日目

みなさま、こんにちは!

フランス奮戦記第2日目です。

 

前回、グルーノーブルについて少しお話ししました。

大学のある学園都市で、リヨンから近くて、イタリアやスイスにも近い。

ですので、イタリア系の移民が多い地域でもありました。

スタジアムの近くにうっまいイタリア料理店があって、そこの店主はコルシカ島出身でした。

(フランス領ですけどね)

 

さて、働いた期間を通して感じたことは、大まかに三つありました。

①日本企業は、フランス法の下であっても日本企業として見られる

②フランス人は、働き方が日本人と全く違う(悪い面も良い面もある)

③フランスでは、時間が長く感じられる(印象)

 

まず、①を話す前に、赴任初期のお話をしたいと思います。

僕が赴任した表向の目的は、日本の上場企業におけるJ-Soxを子会社にもインストールすること、でした。

つまり、社内の経理プロセスや組織のフローについて、ダブルチェックや業務牽制を入れるために、現地にて業務を行うというものでした。

 

しかし、実際の目的は下記の通りでした。

①資金繰りを把握して、出金を少しでも止めること

②現地のバックオフィス側のGMを辞めさせること

③新たに赴任してくる日本人GMをサポートする

・・・・まだ31歳になりたての若造に、なんて重いタスクでしょう!

<写真>スタッド・デザルプ めっちゃかっこいい!

 

当時のGrenoblefoot38のGMはV氏。年は50過ぎで、イケおじといった風体です。

確かに、豪華な応接セットにデスクや車と、そこだけ切り取ってみればとても派手な印象でした。

当然お金もかかります。数字だけ見ている日本側は。こいつなんやねん!といった感じだったことでしょう。

買収当初から数年間は資金を潤沢にスポンサー投資していましたが、僕が行く1年ほど前から財布を閉めておりました。

 

<写真>スタジアム内オフィス入り口あたり

 

一方で、フランスサイドから見たら、日本から来た若造が、組織についてあーだこーだ言い始めたのですから、めっちゃ厄介者扱いでした。

最初は経理の人たちと同じ部屋にいたのですが、二週間ほどしてから部屋をもらいました。

フランス人にとって、個別の部屋があるというのは、一定のランク以上でステータスです。

さて、案内された部屋は、不思議なことに窓がなく、机はあるのですが、それ以外にもたくさんの用具が置いてあります。

そう、「用具置き場」が僕の新しい部屋でした。

部屋に入るにはセキュリティカードを翳さなければならないのですが、当然、みんなが入れました笑

今を以てみると、いじめですよね、、、、涙

そうやって、僕のGrenoblefoot38における赴任生活は始まりました。

 

フランス企業であっても日本企業、は三日目に。

今日も良い1日を!

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