みなさま、こんにちは押尾です。京都は祇園祭真っ最中です。
祇園祭は期間が長く、7月1日のくじ取りから、7月31日の疫神社夏越祭まで1ヶ月あります。
その中で、前祭り(さきまつり)の鉾引き前々日から2日間、宵々山、宵山と呼ばれる夜市が立ちます。
この期間、夕方5時から四条烏丸を中心に南北1キロメートルくらいが歩行者天国になります。
老若男女問わず、夜風に当たりながら屋台を巡り、山鉾を観て周る。まさに京都の夏の風物詩です。
<写真:岩戸山>
<写真:歩行者天国>
<写真:オフィスの窓から>
さて、今日は、②フランス人は、働き方が日本人と全く違う(悪い面も良い面もある)についてです。
皆様イメージされるでしょうが、フランスでは夏にはバカンスがあり、冬にはクリスマスホリデーがあり、そのほかにもイースターホリデーだ、ハロウィンだと休んでばっかりなイメージです。しかし実は、日本の方が祝日は多いのです。
フランスの年間祝日は11日、日本は16日もあります。ただ、これはあくまで国の定めた祝日、ですのでバカンスなどの休暇はカウントされません。フランスに赴任して働いていていて思ったのが、なんて日本は祝日が多いことか!日本へ連絡すると「今日はお休みです」っていうのがやけに多い!(感覚ですが笑)また休みか!と地団駄踏んだものです。
そんな休日が少なく、休暇が多いフランスですが、朝は8時ごろからみんな出勤してきます。意外に早起きなのね。
それで、16時から17時ごろにそそくさと退勤していきます。ボンジョルネ〜とか言いながら。
仕事については、幅や役割もはっきりしていて、労働契約で定められた範囲のみ、きっちり仕事をします。
だから、自分のジョブロール外のことについて依頼すると、断固拒否(してくる人が多い)。
それは普段、その仕事をやっている人の仕事を奪ってしまうのでは、という考えもあるようです。
しかしそう言ったことも含めて、僕が一緒に働いていて感じたのは、フランス人のプロフェッショナリズムの高さです。
自分はこの仕事を任されているから、この対価があるんだ、だからこれは自分がやるんだ、というような意識ですね。
これは日本人にはない意識だと思いました。
一方で日本人は、僕も含めてですが、任されている仕事の範囲が曖昧です。
その良い面から言うと、なんでもやります!というような気概があります。
それはいい面もありますが、結果につながりにくいのが一つ難点だと思います。
例えば、僕の表面ミッションのJ-SOXのインストールは、結果としてできてなかったと思います。
その反面、資金繰りの管理は少しできたかなと思いますし、DGD(クラブの代表者)の解雇には多くの時間と労力を割きました。
半年ほどの戦いの末、解雇には至ったので成果とは言えますが、残念ながらこれは日本側の評価にはつながっていません。。
僕の日本の上司は、これを知らなかったと思います笑
まとめますと、フランス人に対し日本人的な働き方は期待できないが、任せた仕事はきちんと「プロ」としてやり遂げる。
ですので、その特性を理解して、組織や仕事を組み立てるとうまく行くと思います!
雑談ですが、前述のバカンスは、おおよそ7月〜9月の間に、部署内で交代で取得します。当然、引き継ぎはするのですが、
マンパワーとしては足らないので、フランス全体で業務が遅延します。
「ああ、これは担当者がバカンスから戻ってきてからね〜〜」とか、
「私来週からバカンスだから、9月に入ってからもう一度来てね〜」とか笑
ただ、社会全体がそうなので、フランスでは全く問題になっていません、お互い様ですからね!
オンとオフの分け方も非常に上手だと思います。17時に帰宅して、地域のサークルに参加したり、出かけたり、
土曜日は昼からバーベキューして夜までワイン片手に話し込む、みたいな。
フランスにいるときは、時間の流れが非常にゆっくりに感じました。
長くなりましたが、今日もよき日を!次回はこの続き、③フランスでは、時間が長く感じられる(印象)です。